汗臭の原因と対策

汗臭の原因と対策

夏場に悩まされるのが汗臭。
実は汗そのものに臭いはないということをご存知でしょうか?汗がクサイのではなく、皮膚に付着した脂肪や皮膚のカスを食べる細菌が汗と交っていや〜な臭いを発生させているんです!

汗臭の原因と対策

汗くさ!

  • 年齢に関係なく、ほぼ全ての人にある
  • モワっとした感じの臭い
  • 運動不足の人、肉・脂肪分の多い食事をしている人はより臭う

 

汗臭は、全身にある汗腺(エリクン線)から出る汗が元で起きる体臭です。

 

ただし、汗自体は実は無臭だったりします。

 

では、なぜ汗臭がするのか?

 

それは、皮膚の表面にある垢や皮脂と汗が混じると、皮膚の表面にいる常在菌が繁殖します。

 

常在菌がこの垢や皮脂、汗を分解する時に、アンモニアに似たいや〜な臭いを出します。

 

 

これが、汗臭の正体です。


 

汗をかいてから臭いを発するまでに、1〜2 時間くらいなので、対策としては1〜2 時間毎に汗を拭きとるといいです。

 

ただし、この時に乾いたタオルやハンカチはNG。

 

必要以上に皮膚の表面の水分が奪われるので、余計に汗をかきます。

 

臭いが気になる方は、濡らしたタオルやボディシートを使いましょう。

 

また、運動をした後の汗はサラッとしていて直ぐに乾き、臭いも少ないです。

 

一方、じっとしている時にかく汗は、乾きにくくベタベタします。

 

また、運動不足の人、肉や脂っこい物メインの食事の人の汗も、ジメっとしていて乾きにくいです。

 

これは汗の中に含まれる成分の違いで、後者の方がより嫌な臭いを発します。

 

また、普段から汗をかかない人の汗も臭います。

 

これはミネラル分が汗と一緒に出て、汗がアルカリ性になってしまうから。

 

アルカリ性の汗は雑菌の大好物なので、より菌が繁殖しやすくなり、臭いも強くなってしまいます。

 

また、皮膚の表面は弱酸性ですが、アルカリ性の汗が出る事で皮膚の殺菌作用が低下します。

 

こうなると雑菌も繁殖しやすくなってしまい、汗臭悪化になるのです。

 

対策としては、食事の見直しと運動不足解消です。

 

特に有酸素運動はいい汗をかくので、臭いを減らしてくれます。

 

これは、加齢臭やミドル脂臭、わきがにも当てはまります。

 

運動する事で汗腺の機能も高まるので、より一層汗臭を改善できます。